まさに感謝祭の休みに入る前に:移民局USCISは申請料を大幅引上げ | JUST IN TIME FOR THANKSGIVING: THE USCIS IMPLEMENTS LARGE FILING FEE INCREASES
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アメリカ合衆国市民権・移民局(「USCIS」)は、11月14日に連邦官報にて申請や請願に関して提案されている申請料金の変更を正式に発表すると考えられています。規定料金の変更に関するパブリックコメントは発表後30日間受け付けられるはずですが、新しい料金は12月2日(移民局がコメントを受取り、そのレビ ューをまだ行っている期間)から適用開始となりそうです。この変更が実施されると、雇用主および従業員が行う広範囲にわたる申請に影響が及ぼされるようになるでしょう。
移民申請料の引き上げは確かに何ら目新しいことではありません。移民申請をする人たちや雇用主の方々は、数年毎にこうした料金は引き上げられるものと考えるようになってきています。移民局は11月8日の発表で次のように述べています。「大部分の政府機関とは異なり、移民局は料金を運営資金としている機関です。連邦法では、移民局は隔年に料金の見直しを行い、国家移民法を施行し、申 請や請願に裁定を下し、またそのような活動のサポートに必要となるインフラ提供のための全コストが回収されるよう、必要な料金調整を推薦してゆくべき、とし ています。」移民局内部での計算によると、現在の料金では、移民局は年間約13億ドル資金不足となります。いまは全体的に移民の申請件数が減ってきている時期でもあり、移民局の予算管理法および現在の支出優先順の効率や有効性に関しては確かに議論の余地はありますが、申請料の引き上げによる方法をとるかあるいは議会からの緊急資金提供を受けるかのいずれにしても、この13億ドルは雇用主と一般の人々により支払われることになります。
移民局が提案している新しい申請料計画では、加重平均約21%で料金が引き上げられるようになります。これは2016年/2017年にこの機関が行った引き上げに似ています。こうした最近の料金引き上げにより現在どのような結果がもたらされたかというと、雇用主、従業員、そしてその家族にとって、外国労働者ビザスポンサーシップがかなり高くなるということです。たとえば、標準的な市民権申請料(フォームN-400)は640ドルから1070ドルになります。グリーンカード初期申請料(フォームI-485)は1140ドルから1120ドルに引き下げられますが、申請者は申請に関連した臨時の仕事や旅行証明書類の費用(現在はこうした費用は申請料に含まれています)を別に支払われなければなりません。こうした追加のグリーンカード申請料金は合計すると申請者1人当たり(従業員、家族一人一人)で1075ドルにもなります。
米国で臨時の専門職労働者をスポンサーする雇用主にとって、H-1Bの場合は基本のI-129請願申請料が10ドル引き上げられるだけとなりますが、L-1ではそれはほぼ倍になります。新しく提案されている料金計画では、必要とされている臨時労働者の区分毎にいくつもの異なるI-129申請料を実施しようとしています。たとえば、NAFTA下でのTN労働者への国内での雇用主スポンサーシップもその料金がほぼ倍になり、E-1またはE-2の専門職ビザの国内での延長申請も同様に引き上げられます。そして、「感謝祭が終わってから雇用主に出される食後のデザート」として、移民局は今年前半に、よく使われるようになってきているI-907プレミアム処理申請(スポンサーシップ請願の特急審査を必要とする雇用主が使うもの)の料金を高めると発表しました特急審査が必要な場合に要求されるこの追加料金は、臨時の専門職外国労働者を雇う雇用主にとってさらに1440ドルの料金増となります。I-907の料金引き上げも12月2日に有効となります。そこで来月には申請件数が減るかもしれません。雇用主のグリーンカードスポンサーシップ料金(フォームI-140)は155ドル下がりますが、短、中期的に不況の可能性があるのではないかとの懸念から予算を切り詰めようとしている会社にとってはこれはたいした慰めにはなりません。
現在経済環境の状況ははっきりしていませんが、労働市場は多くのセクターおよび産業において依然として労働者不足となっています。従って、移民局からコスト要求や「これまでなかったような」新しい法的なハードルが日々出されてきたとしても、雇用主は来月実施されるこうした申請料の引き上げを単に受入れていかなければならないでしょう。ここで望まれることは、移民局が新たな資金収入を得て、それにより膨れ上がっている申請および請願のバックログ(未処理案件数)を減らし、法律下で出されている単純な雇用主スポンサーシップの申請依頼の承認ですら遅れているという状況を改善させるための何らかの方法を見つけ出してほしいということです。
On November 14th, the US Citizenship and Immigration Services agency (“USCIS”) is expected to formally publish proposed fee changes in the Federal Register for the applications and petitions it processes. Public comments about the regulatory fee changes should be due 30 days later, but it appears that the new fee levels may start to be applied on December 2nd (even while the USCIS accepts and reviews comments). If implemented, the changes would impact a wide swath of immigration filings made by both employers and their employees.
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